中小企業や起業家さん、士業の方々のウエブサイトの制作を請け負っています。弊社のお客様はビジネス交流会やセミナーなどイベントをされる方が多いので「LP制作」の依頼も多いです。「LPが完成し、いよいよ手分けして告知!」 そんな矢先に届いた1通のメッセージ。
「メッセンジャーのリンクから開こうとしたら、『このページは利用できません』と出て見れません」
自分のPCから見れば正常なのに、スマホのメッセンジャー経由だと拒絶される。この怪奇現象、実はサーバーの故障ではなく、Facebookの仕様と、ブラウザのセキュリティによる「防衛反応」が原因でした。
1. Facebookが勝手につける「fbclid」に注意
もちろん、PCでもスマホでも確認をしていますので、WordPressの問題ではないはず?メッセンジャーグループでは見える人と見えない人がいる事が判明しました。なぜ「一部の人だけ」が見れなかったのか。 最大の要因は、Facebook(Meta)が自動で付与する「fbclid」というパラメータです。
「fbclid」というパラメータが必要な理由
そもそも、なぜFacebookは勝手にURLを書き換えるのでしょうか?
- サードパーティCookie規制への対策:
ブラウザのプライバシー保護強化により、Cookieに頼らず「どのユーザーが広告を経由してきたか」を判別するためにURLへ直接IDを書き込んでいます。 - コンバージョン測定の精度向上:
広告主へ正確な成果レポートを出したり、AIが広告配信を最適化したりするための学習データとして活用されます。 - 流入元の判別:
Googleアナリティクスなどの解析ツールで、参照元をより正確に把握するために使われます。
この「fbclid」付きのURLが、ブラウザのセキュリティ基準に触れてしまうことがあります。特に、URLが「/(スラッシュ)」で終わっていない不安定な形のままこのパラメータが流し込まれると、ブラウザ側が「安全ではないアクセス」と判断し、表示をブロックしてしまうのです。
2. 実はアドレスバーからのコピペが「二次被害」
多くのケースで発生しているのが、「良かれと思って共有したURL」がエラーを引き起こすという二次被害です。
【重要】パラメータがついたまま共有していませんか?
メッセンジャーで届いたURLをブラウザで開くと、上部の「アドレスバー」にはすでに追跡用のパラメータ(?fbclid=...)が付与された状態になっています。
このパラメータ付きURLは、いわば「クリックした本人(Aさん)の記録」です。
- Aさんが自分自身で使う分には問題ない:
そのままアクセスしてもページは表示されます。 - Bさんに送るとエラーになる:
Aさんの記録が入ったURLをBさんがクリックすると、ブラウザ側で不整合が起き、エラーの原因となります。
対策: コピペする時に 「?fbclid=xxxx…」を削除して渡す ようにすれば、問題は起きません。
3. Web運用の鉄則:URLを「浄化」して共有する
Facebookという巨大なプラットフォームを利用する以上、この問題は常に隣り合わせです。トラブルを未然に防ぐために、以下の2点を習慣化すると良いでしょう
- 「?」から後ろを削除して渡す:
アドレスバーからURLをコピーする際は、末尾のパラメータを削除して、純粋なURLだけを共有するのがマナーです。 - URLの末尾を「/」で終わらせる:
告知用URLをあらかじめ.../lp/とスラッシュで閉じた形にしておけば、Facebookのパラメータが付与されてもブラウザが迷いにくくなり、エラーのリスクを大幅に下げることができます。
4.「何のアプリで見ているか」を把握する
トラブルが起きた際に重要なのは「ユーザーが何のアプリで見ているか」という状況把握です。
「メッセンジャー内ブラウザ」という特殊な環境だからこそ、Facebook独自の仕様が干渉してエラーが起きています。「自分の環境で見れるから相手も100%見えている」とは限りません。「相手が今、どのアプリで、どんなURLを踏まされているのか」を想像すると、原因や対策が見つけやすくなります。
- スマホで見ているのか、PCで見ているのか?
- スマホはiPhoneかアンドロイドか?
- SafariやChrome単体なら見れるのか?
- Facebookやメッセンジャーの「内蔵ブラウザ」だから見れないのか?
まとめ:今日からできる運用アクション
- アドレスバーからコピペする時は「?fbclid〜」を削除する。
- 告知用URLが「/」で終で終わっているかチェックする
- エラー報告を受けたら、まず「何のアプリで開いているか」を確認する。
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