手帳でもアプリでも…
タスク管理は“日付の意味づけ”がすべて
タスク管理が続かないのは、ツールのせいではありません。
混乱の正体は「日付の使い分け」が曖昧なこと。
ObsidianのTasksプラグインを通して見えてきたのは、手帳でもアプリでも通用する“日付の整理のコツ”でした。
タスク管理を迷子にする「3つの日付」
Start(開始日)──いつから見えるようにするか
タスクを「まだやらなくていい時期」から表示してしまうと、頭の中に無駄なノイズが溜まります。たとえば「来週の木曜から始めれば十分」という仕事は、Startを木曜日に設定することで、それまで目に入らず安心して他のことに集中できます。
Scheduled(予定日)──実際に手をつける日
予定日とは「今日取り組むと決めた日」。
日常的に「今日は何をやるか」を明確にするのが、このScheduledの役割です。手帳なら「この日にやる」と書く欄、Googleカレンダーなら「ブロックした時間」がこれに当たります。
Due(締切日)──必ず終わらせるリミット
締切は、外部要因で決まっている場合が多いもの。提出日や納期など、逃げられない日付です。ここを間違えて予定と混同すると「前日になって焦る」ということが起こります。
Obsidianが教えてくれる“日付の仕分け”
Tasksプラグインのシンプルな考え方
ObsidianのTasksプラグインでは、この「Start・Scheduled・Due」を明確に分けて記録できます。シンプルなルールですが、これを徹底するだけで「今日やること」と「そのうちやること」が自然に整理されていきます。
記号とアイコンで可視化する仕組み
Obsidianでは、タスクに記号やアイコンを添えることで、状態や優先度をひと目で把握できます。これはデジタルならではの仕組みですが、考え方自体はアナログでも応用可能です。
ここで寄り道!Obsidian記号解説コーナー
ObsidianのTasksプラグインに出てくる主な記号と意味を、一覧でまとめます。
- 🔼 high priority … 優先度「高」
- 🔽 low priority … 優先度「低」
- 🔺 highest priority … 最優先
- ✚ created … 作成日
- 🛫 start date … 開始日(この日から表示)
- ⏳ scheduled date … 予定日(取り組む日)
- 📅 due date … 締切日(必須の完了期限)
- 🆔 id … タスク固有のID
- ⛔ depends on id … 他のタスクに依存
- 🏁 on completion … 完了時の動作や条件
- every day / every week / every month / every year … 繰り返し指定
- every week on Monday / Tuesday / … … 曜日ごとの繰り返し
例えば every week on Monday と入力すると「毎週月曜日に繰り返すタスク」が作成できます。木曜・金曜・土曜なども自由に指定でき、every month on the 15th のように日付指定も可能です。
Notion・Googleカレンダー・手帳でも応用できる
ツールを変えても日付フレームワークは同じ
大事なのは「Start・Scheduled・Due」を分けるというフレームワーク。
Notionならデータベースのプロパティで、Googleカレンダーなら色分けやラベルで、手帳なら欄を分けて記入すれば同じ効果が得られます。
優先度や依存関係は色分けや矢印でも再現可能
Obsidianのように記号を入力できなくても、優先度は色ペンで強弱をつける、依存関係は矢印を引くなど、アナログでも十分再現可能です。
ツールごとに使える手段を工夫するだけで、同じ考え方を活かせます。
まとめ──ツールは違っても考え方は共通
ObsidianのTasksプラグインは、便利なタスク管理の道具です。
けれど本当に大切なのは「ツール」ではなく、「タスクを日付や優先度でどう整理するか」というフレームワークです。
今回はTasksを中心に紹介しましたが、TimeRulerという時間軸を見える化できるプラグインもあります。特にリモートワークやZoom会議が多い働き方では、「時間の俯瞰=ストレス軽減」に直結します。私はWeb制作という仕事柄、タスクは午前中に集中して片付けるくらいで充分なのでTimeRulerはあまり使っていませんが、人によっては大きな助けになるでしょう。
Obsidian派の人も、Notion派の人も、Googleカレンダー派の人も、そして手帳派の人も。
大事なのは自分に合った形で “日付の意味づけ”を理解し、必要なら時間の俯瞰と組み合わせること。
そして改めて伝えたいのは──手描きの手帳をしっかり使いこなせる人を尊敬しています。あの一冊にすべてをまとめる力は、デジタル派にとっても大きな目標です。

